精神性発汗のメカニズム~自律神経の切り替えが暴走している

手足や脇、背中、全身の多汗症の大きな原因は精神性発汗です。

興奮や緊張を体で感じ取りやすく、その防衛反応として体が勝手に汗を放出してしまうのです。それが過剰な状態になると、「ここで汗が出たらヤバい」となんの変哲もない日常シーンにおいても発汗する悪循環になってしまうのです。

精神性発汗による手汗のメカニズム

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精神性発汗は、ハラハラ・ドキドキするときに体の中で働く交感神経によって起こります。逆にリラックス状態にあって、いわゆる「汗が出るシーン」ではないときは、副交感神経が働いています。

交感神経を「動」副交感神経「静」と表したりもします。

精神性発汗による多汗症で悩まされている方は、この自律神経の切り替えがうまくいかない交感神経が過敏に働くようになっている症状なのです。

あがり症やパニック障害、自律神経失調症なども実は同じようなメカニズムです。ちょっとでもドキドキするシーンが来ると、交感神経の暴走が始まり、鼓動が止まらず、心のなかでも「ヤバイ!」と感じ取って汗が止まらなくなってしまうのです。

また物理的に気温が高く、体感としても暑くなってくると、体でも「汗」というものにイメージが湧きやすくなり、交感神経を狂わす原因になるのです。

精神性発汗の対策法

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理屈の上での対策法としては、

交感神経を刺激しない
副交感神経を高める

という基本的な方法によって地道に体に基礎を作るしか方法はありません。言葉で言うのは本当に簡単ですが、現実的にはこれが難しいんですよね。しかし逆に言うと「これしかない」んです。ですから良い意味で割り切りが付きますし、プラス思考で是非参考にしてみてください。

交感神経を刺激しない

  • 仕事・人間関係においてストレスを感じていないか
  • タバコ・酒など自律神経に働きかけ興奮作用を伴う嗜好品を控える
  • 刺激・発汗作用のある食べ物を控える(激辛料理・エスニック料理など)

例えば運動をしたり、友達と遊んだり、意識の上での交感神経の作用は問題ありません。しかし、無意識的に自分が望んでいない交感神経への作用は控えなければいけません。

また、オドレミンやデトランスαなど塩化アルミニウムを使用した制汗剤に頼りきりになるのも問題です。確かに効果はありますが、皮膚への刺激が強く、かえって「手汗」というものを強く意識してしまい、発汗の引き金になります。制汗剤を使うときはできるだけ低刺激なもの、あるいはサプリメントなどの活用で地道な内側対策を図っていくことが現状における最も現実的な方法です。

副交感神経を高める

  • 趣味の時間、リラックスする時間を1日の中で作る
  • ハーブティーを飲む(リラックス効果が最も高いアロマ)
  • 体を温める、手足を冷やさない
    ※交感神経は「熱を作る」働きがあり、副交感神経は「熱を送る」働きがある。従って、冷え症を併発している人が多い。

イメージとしては、ONとOFFの切り替えを自分の体の中で明確にすることです。心の拠り所や、リラックスできる自分の方法、良い意味での「逃げ場所」を自分の中で作って下さい。

そこに行けば、これさえあれば、という場所や方法を確立することで、自律神経のONとOFFが整い、交感神経の暴走が徐々に収まっていくことでしょう。

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2016年6月22日 精神性発汗のメカニズム~自律神経の切り替えが暴走している はコメントを受け付けていません。 手掌多汗症Q&A